再会
音信の途絶えた昔の知り合いと、最寄り駅で会うってどういう気分だろう。
- 5/3に親父の田舎に行くために指定席をとりにいってたのさ。前の人がすげー粘ってて、やることもなくボーっとしてたら「キャー」って。
- なにが起こったかと見ると、ものの見事にファッションセンスの異なるふたりが興奮してわめきあってる
- 「ええっここの駅だったの?」「ううん、ここでバイトしてるの!」「ああ、そうか!」「すぐそこの〜でやってんの」「え、わかんない、地図書いて、いや、つれてって!」「いこすぐそこよ」「わー、でも久しぶりー」「えーいついらいだっけ・・・」
- すげー絶対接点なんかなさそうな二人なのに偶然再会した喜びにびっくりして唖然として喜んで。いいなあ。と思ってふと改札の中を見ると。
あきれてぽかんと口を開けているさっきのふたりと同じ位の女性。
- まあ、あれだけさわげばびっくりするよなー。そう思いながらしばらく窓口の順番を待っていた。
- ようやっと切符を買ってふりむくと、さっきの女性がまだ立ってる。あれ?何してるんだろう?ちょっと時間気にしてるみたい。
[ごっめーん!」
- 大きい声がしてさっきの再会騒ぎの女性が戻ってくると、その女性に軽く手を合わせる。ああ、先に中にはいっちゃったから待つしかなかったのね。
ま、笑って許してたよ。